麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす! Move Japan forward from 九州! (46)
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 福岡雙葉学園には、潜在的なグローバル対応力がかなり以前から存在していました。欧州やアジア諸国からの交換留学生が毎年4人ほど高校に来ています。そして帰国子女たちも英語力が高いということもあって、雙葉高校を進路先に選んでくれています。  
 また、以前からネイティブの外国人教師は数人程度いましたが、英語力強化を進めた今では全校合わせて10人ほどを擁するようになりました。これ程外国人教師が多い学校は九州では例がありません。

 外国人教師が多く、そして理事長が英語教育の推進派であるため、苦労されている方もおられます。人によっては、外国人教師は主張が強くマナー上注意する必要も起こり、教職員は英語でもその対応をしなくてはならない時があるので大変です。それらの方々への配慮も大事だと思っています。また、外国人の子どもが増えてきています。この生徒たちの日本語力向上の支援もする必要があることも知りました。今後、対応すべき課題だと思います。

 文部科学省は2020年より小学校3年生から英語教育を始めます。ただ、教員を確保できるのかという懸念もあるとのことです。また、2020年からは大学入試の英語が読み、書きだけから話す、聞くを加えた四技能の試験に変わります。結構なことだと思います。この文部科学省の新たな方針によって、学校での授業や受験勉強を通して話したり、聞いたりする力が自然に向上していくと思います。しかし、アジア諸国の英語教育に対する力の入れ方は日本をはるかに上回っています。また、その成果も既に出ており、日本の子どもたちとの英語力のギャップはこれからも一層拡大されていくと私は感じ、国のより強い力入れを願っています。

 私は、九州から良いモデルを発信していきます。生徒たちが意欲を持って楽しそうに英語での会話や議論をしている姿を見ると、福岡雙葉学園は日本の英語教育の先導校としての可能性はかなりありますが、さらなる成果を出すにはこれからの数年間の取り組みが大事であると考えます。

2018.01.19

麻生 泰