麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす! Let's move Japan forward from 九州! (34)
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 私は、九州経済連合会の会長として、このテーマを考え、経済の復興を叫び続けていられるという、世界のビジネスパーソンでもかなり恵まれている状況に置かれています。日本の経済は伸びそこなっています。20年間もGDPが横這いなのです。その割には危機感もスピード感も全体として不足しています。
 もっと経済力を付けて、国内景気を牽引し、財政再建に繋がる税収を大幅に伸ばし、若者のビジネス参加意欲が向上する循環を作らなければなりません。同時に、開発途上国をはじめ世界で困っている国や地域への経済援助や医療、教育支援などに使える余剰資金を蓄え、実働部隊となって働く若者の育成もしていける状態を作りたいという思いを持っています。

 九州だけが良くなればよいとか、日本が良くなる為だけに働こうということではありません。国内でも九州は地理的にも、巡り合わせ的にも、国内の他の地域より条件が良いという恵みを活用して数字を早く上げていきましょう。人並みの成長で満足することなく、全国に先駆けて良い数字を上げていきましょう。そして国内の他の地域に向けて良い実績、良い参考事業を手掛けましょう。このような声かけをしています。

 世界に役立つためには 
★ 信用、信頼、期待を相手国が持ってくれること。
★ 経済力、資金力、技術力を自国が持っていること。
★ 思いやり、責任感、使命感を自国が持っていること。
 等が求められると思います。幸せなことに日本はこれらを保有しています。

 第二次世界大戦後70年の間に親の世代を中心に経済復興を実現しました。そして多くの開発協力もしてきたおかげで、海外諸国が信用、信頼、期待を持ってくれています。その他の要素も十分保有しています。ただ、GDPが20年間横這いの間に国が持つ債務はその2倍強になっています。

 こうして国内政治が珍しく安定している間に九州から景気を盛り上げていこうという思いです。しかしながら、今後の国内政治も少々心配だし、近隣諸国のキナ臭さは強まってきています。
 現役リーダーの皆さん、出来ない理由を口にしている間に本当に動けないという事態が生まれてくる可能性も出ています。政府は改革、革新をする気構え、心構えを持っています。
 私は、九経連会長として、第一次産業の輸出や、海外からの観光客の滞在日数の長期化を含めて一人当たりの消費額の大幅増、そして、Io T 導入による生産性向上をリードしていき、九州経済の明るさを実績として示していきます。
 一緒に地域へ、国家へ、そして世界に向けての役立ちをしていきましょう。

2017.07.03

麻生 泰