麻生泰のメッセージ

与えられた一度の人生 グローバルシティズンづくり (21)
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 英語の学習へのブーム的な動きが出ています。当然の流れだと思います。
 国も、小学校から英語教育を始めると決めて動き、保護者の動きも実に活発です。英語の学習は、子どもの頃から正しい音を聞かせることが実に大事ですから、ネイティブの先生方の出番は多くなってきています。私としては出来るだけ、正しい素敵な英語の発音や表現を使う先生を選んでもらいたいのですが、現実問題として日本人の英語教育者を急に増やそうと思っても難しいでしょう。

 以前も書きましたが、60年ほど前、安田先生が開いた英語塾へ、私の兄弟は全員通っていました。塾では正しい英語の表現や発音が使われていました。私はそこで耳のトレーニングが出来たと思っていますし、その効果には感謝しています。小学校での英語教育は、今でも早すぎるという懸念を言われる方も多くおられるようですが、私は早いに越したことはないと、経験を通して考えています。

 私も68歳になりますが、今でも公式の場で英語を話す場面があります。そのような機会をいただくとなるべくお受けしています。この準備が大変ですが、“日本の存在感を高めよう”と皆さんに声を掛けている私としては、自分に声がかかった際には積極的に受けようと努めています。

 実は私は1対1や、3対1くらいならば英語での対応は出来るのですが、リスニングが悪いのか、多くの外国人と対話する際に、一気に質問がこちらに来ると理解ができなくなるといったことがありました。その悩みというか弱みの解消方法をある先生に尋ねると、「音読をしなさい。読んで耳から入る音が大事ですよ」と言われました。外国語を習う際のフォネティックメソッドという手法がこれだと思いますが、なるほど、これで音を聞き、耳からの英語に強くなるトレーニングの効果を私も感じ始めています。

 せっかく親の思いと支援によって海外経験をさせてもらった身です。ビジネスがこれだけグローバル化し、日本人ビジネスマンの存在感が薄れている中で、もっと英語力を身につけ、自分の強みの一つにしていきたいと考えているので今後も頑張りたいと思います。

 実は明日も海外の医療関係者のリーダー方に飯塚病院の活動や、日本の病院経営改善の底力を報告して、日本のチームワークの良さ、忠誠心の強さ、そしてリーダーの責任の大きさといった内容を伝えます。彼らには母国で病院の経営改善に貢献し、病院勤務者の職場環境を向上して貰いたいと願っています。

 自分自身が英語力を付けることが最も重要ですし、自分の出来ることをしっかりと実行する力をつけることで、我が国の地位向上や、競争力強化に繋げ、これからも社会に貢献したいと思っています。

2015.08.11

麻生 泰