麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす! Let’s move Japan forward from 九州! (22)
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 2014年度から「スーパーグローバルハイスクール」という、国際的に活躍できるグローバル人材の育成を重点的に行う高等学校を文部科学省が指定する制度ができました。2016年度までに全国で123校、うち九州では13校が指定を受けています。

 その1校として、私が理事長を務める福岡雙葉学園は着実に実績を出してきています。一例を挙げると、九州大学との高大連携による学習機会として、九大生と一緒に国内のみならずアメリカにも出かけ、先進的な英語圏の学校活動に参加しています。生徒たちは実に生き生きとして多くの新しい出会いに挑戦してくれています。意見を述べる、意見を聞く、意見を持つ、そして表現することは、私たち日本人にとって実に苦手な分野です。静かにしていると置いてきぼりにされることになります。少なくとも意見を求められたら述べることが大事です。これは私自身も弱いので、もっと発信していく力とそのための知識をつけなくてはと感じています。

 また、福岡雙葉学園には幼稚園から高校まで非常勤を含めるとネイティブの先生が10人いるので、英語を学ぶには実に良い環境です。小学校の「イマージョン」というコースは文字通り生徒を“英語漬け”にしていくカリキュラムで、1年生から英語と算数は全て英語による授業を行います。4年生からは理科も英語で教えています。このコースは4年前から始めたので、初年度の生徒は現在5年生になっていますが、英語力だけでなく、発信していこうとする意欲や意識はかなり高く、とても積極的なようです。

 こうした発信力を身につけることが、日本の存在感向上に大事です。同時に、ネイティブの先生方も日本の学校の文化や日本人が大切にしていることを学んでいると思います。日米双方の教員にとって「教える身であり、且つ、学び続ける身でもある」ということは同じです。知らないことが多くあることを知り、明るく、楽しく学び続けることが大事です。

 福沢諭吉が門下生に「半教半学の精神」の大切さを唱えています。私たち教える身も一生涯学び続ける姿勢を持つことです。

2016.12.09

麻生 泰