麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす! Let's move Japan forward from 九州! (32)
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 英語は非常に発音が大事だと私は思います。良いリズム、良い耳ざわりというかスムーズさがポイントの一つかと思います。この点からすると、英語教育にはネイティブの先生の活用をお願いしたいと思います。しかし、そのためには国内ではまだ有資格者の数が足りないので時間がかかってしまいます。

 日本には、『JETプログラム』という制度によって英語圏から多くの青年たちが、語学指導の先生として来日してくれています。それらの多くが日本に興味を持ち、教育に対しても一定の意欲を持って、その後外交官等の国際的な職業に就いて日本通になっている人も多い気がします。
 
 福岡県だけでも、100人くらいのJETのメンバーが、各地で英語を教えています。県も子どもたちの語学力を重視し、英語力向上のための方向性やそれに向かって早急に対応していく方針は確定しています。
 教員免許を持たないJETのメンバーが英語教育に従事するためには、アシスタントとして日本人の先生を付けなくてはならないなどの制約があります。何か工夫はできないものかと思います。
 
 私は、外国人と仕事をしている時に、語学力の低さから日本人の存在感が落ちているのを強く感じ始めています。英語を上手に話せる日本人は年々確かに増えてはいます。しかし、今や、フランスなどのヨーロッパやアセアン諸国のビジネスマンも英語ができます。私は、「日本人なのに英語が話せるのか!」と驚かれたり、「日本人は英語を話せないから」と決めつけられたことが何度もあります。 

 もっと英語を楽しく、身に付けることができれば、海外への日本人留学生の数も増えていくと思います。
 マレーシアでは、日本語クラスの生徒のプレゼンを聞きました。この学校では、日本語を楽しく学べるような授業が行われています。日常で使える日本語の授業に力を入れていて、日本のように文法重視であったり、受験対策用の英語教育とは違う教え方をしています。その成果なのでしょう、生徒は実に楽しそうでした。これも一つの違いだなと感じました。如何に日常会話上達に繋がっていく英語を学校で教えるのか、そのための工夫と努力をしていく必要が我が国でもあると思います。

 グローバルビジネスが、これから更に展開を加速していく中で、ジリ貧になりつつある日本人の存在感。国際社会の中でプレゼンスを奪回するためにも、子どもの頃からの楽しく身に付く英語の教え方などをお役所任せにするだけではなく、私たちビジネスマン、そして教育者がもっとスピード感、危機感を持って具体策を考え、動く時だと思います。

2017.05.30

麻生 泰