麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす! Let's move Japan forward from 九州! (35)
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 日本の将来を考えた際に、大きくそして動かない流れの一つとして、少子化、人口減少、高齢化社会の先進国という状況があります。同時に、こうした傾向が進み、東京一極集中という現象が進んでいます。
 この大きく強い流れを食い止めることを目指し、地方創生促進の支援という流れを政府は積極的に必死に作り出そうとしています。これは地方都市への期待や願いを超えた深刻な危機感の表れだと受け止めています。
 このまま東京の人口が増え続ければ、機能はパンクするでしょう。具体的には高齢者が増え、看護や介護体制が追いついていかないなどの深刻な状況に陥ります。首都機能が落ちていくことは国力自体の危機ともなります。

 他方で、地方都市では過疎化が進み、多くの田舎が縮小もしくは消滅の道をたどり始めているという報告が盛んに公表されています。こうした流れは既に全国的に始まっており、例外的なごく一部の都市を除いて各地で人口減、高齢化が進んでいます。従って、対応策としても「自分たちの地域が消滅しないように頑張ろう」という精神論ではとても打破できません。しかしながら、私は不可能ではない地域も多くあるはずだと考え動きます。九州で何としてでも良い実績づくりをしたいと思っています。
 今のところ、精神論の範疇をまだ脱していないと言われる状態ですが、挑戦していきます。「そんな流れにはまってたまるか」という現役リーダーの使命感、やりがいを持って皆が動き、リードしていく必要があります。地方でも魅力があれば人は残り、人口減を抑えられると思っています。

 都会の魅力は何か。生活コストもストレスも高いことはわかっていながら、便利で刺激があり、収入源たる仕事が存在するというのが大きな理由だと思います。地方都市は、都会に比べ収入は大きく違います。しかし、魅力があり、仕事があり、将来性もあり、なおかつ都会より安価な家賃等の生活コストを引いた手取り額が同等になれば、地方都市に次世代が戻ってくる、或いは若者が都会へ出なくなるということは起こりうると思っています。

 私は地元の飯塚市でそれが起こせないものかと考えています。医療を安全でレベルの高いものにしていくことで一つの魅力を創り出します。これは飯塚市医師会や他の病院との連携を強化し、飯塚病院がリーダーとして頑張ることで実現できると考えています。次に教育レベルの向上です。現在、飯塚市の平均点は大きく伸びており、福岡県の平均点より高い点数で、更に伸びていく勢いがあります。新しく就任した片峯市長が校長、教育長任期中に多くの成果を出しておられるので大いに期待し、支援していきます。

 このように医療と教育、この質の高さには人の流入や定着も将来起こりうるパワーがあると思っています。子どもの教育の為には魅力ある競争力のある学校があり、良い塾も進出し成果が上がっているとその街に移りたいという動機になりうるし、実際にそのような現象が起こっています。同様に、良い医療機関があれば人が定着する、或いはその街に移るということも起こりうる強みだと思います。

2017.07.25

麻生 泰